先日、元TBSのフリーアナウンサー宮内鎮雄さんが膵臓がんのため亡くなりました。
そういえば数年前にも元横綱・千代の富士の九重親方も膵臓がんで、
亡くなったのを思い出しました。61歳、若かったですよね。
膵臓がんは「早期発見しにくい」「転移しやすい」「治癒が難しい」
「生存率が低い」といわれる、厄介ながんです。
普段から健康に気をつけて、人間ドックを受けていたにもかかわらず、
自覚症状が出た時には、もうがんがかなり進行していた人も多いです。
膵臓がんにならないようにするには、どうしたらいいか?
何かヒントをつかんでいただけると嬉しいです。
膵臓がんは「最悪のがん」
膵臓がんの死亡率はここ30年で8倍以上に増加しています。
初期には自覚症状もなく、そのため早期発見されにくく、
発見された時には、すでに周りの臓器に転移していて、
治療も難しい「最悪のがん」です。
近年、膵炎などの膵臓の病気も増えていますが、
これは生活習慣病の増加と同じで、食生活の欧米化によって
肉や脂肪分の摂取が多くなったことが原因であると言われています。
膵炎は膵臓がんの危険因子であるとは必ずしもいえませんが、
それでも膵臓にはかなりの負担があることは頭に入れておくといいと思います。
膵臓がんかも?
腰痛、腹痛、背部痛だから「膵臓がんかも?」と疑うのは難しいですね。
九重親方もそうでしたが、糖尿病や慢性膵炎などの患者さんは
膵臓がんの発症リスクが高くなっています。
糖尿病に対して運動不足や食生活の偏り、たばこ、飲酒など
生活習慣を改善することががんの予防になるとは思われますが、
そこと膵臓がんを結びつけることはできないでしょう。
膵臓がんかも?と思った時では手遅れです。
どんな病気もそうですが、病名がついた時には、
体の中ではかなり病状も進行しています。
膵臓がんになる前にできることは?
そうした時にできることは、肝臓を元気にして、
500以上あるといわれる肝臓機能を活発に動かすことです。
がんになる原因は、「血液の汚れ、血管の詰まり」です。
血管や臓器に溜まった汚れを取り除き、体全体の機能を
活発にして、免疫力を上げることが必要です。
そうすることで糖尿病でドロドロ状態になっている
血管の汚れも、きれいに排泄してくれます。
肝臓と膵臓は繋がっていますから、肝臓を元気に動かすことで、
膵臓の汚れを取り除き、機能を高めてくれます。
体全体の働きを高めておくことが何よりも大事なんですね。
普段はどうしているのかも分からない膵臓を
不安に思っていてもしょうがないです。
部分ではなく、体全体の流れをしっかりと把握することが大切であること、
それががんを退治する、またがんにならないようにするヒントになればと思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。